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▲元気な個体正面。

体長約4cm。苔むした樹皮にでも擬態してるらしき中型のカマキリ。現地の人が何匹か売り込みに来たがやはり全てオスだった。もし幼虫も苔っぽい凝った装いなんかをしていたら、手頃な大きさだし、ショップに入荷すれば結構人気が出そうな気がする。

▲死にかけ個体側面。ひょっとしたら上の二枚の写真の個体とは別種。

▲死にかけ個体裏側。

↑の死にかけ個体は、現地の若者が売り込みに来た時からすでに死にかけ状態だった。

「死にかけだからいらない」と自分が文句を言うと、彼は「ノーノー、スリープ、スリープ!」と両手を合わせて頬に持っていき、目をつぶってすやすやと眠るゼスチャーをした。

う〜む、そのゼスチャーはちょっとかわいいが(笑)、どう見てもカマキリの方は死にかけである。

なおも自分が買い渋っていると、彼は「コーラをかければ目が覚める!」と言って、持ってたコーラをポタポタ(しゅわ〜しゅわ〜)とかけ始めたので、「無茶をするな〜!」と止める意味で購入した。

もちろん翌朝にはこの気の毒なカマキリは永眠。

売り込みに来た彼が本気でこの死にかけのカマキリを眠っていると思っていたのか自分にはよくわからないが、その時の彼の必死な様子を思い出すと、今でもクスリと笑えてくる。